資産運用を始めてから、本を読み始めました。
ホントは始める前から読むのが筋だと思うのですが
自分の場合、円高のうちに早く始めたいという気持ちが
先行していたので・・・(^_^;)

ネットから得られる知識は膨大ですが、
自分のググり方が悪いのかどうしても情報が偏りがちになるなぁと。。。
全般的に満遍なく知識を仕入れたい場合は
やはり本を読む事をお勧めします。

ということで、これから投資を始めようと思う方や
始めたけどまだ半年も経っていない初心者の方に向けて
自分が読み終わった本を紹介して行きます。
役に立たないかもしれませんが、何かの参考にでもして頂ければ・・・


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ど素人な自分がまず読んだのが
 「ど素人がはじめる資産運用の本(翔泳社刊)



本屋で見かけ、正にピッタリだと思って
特段レビューや内容も調べずにレジへ持って行きました。



1. 資産運用のガイドブック的な本

投資のジャンルをレストラン
ジャンルの中の商品群をメニュー
投資商品を料理

にそれぞれ例えたとすると
この本は
レストランのガイドブックに該当します。

どんなレストラン(投資のジャンル)があるのか知らない人
レストラン毎のメニュー(商品群)や料理(投資商品)を調べたい人
どんなコース(ポートフォリオ)がお勧めか参考にしたい人

という、言うなれば投資未経験者や初心者にこそうってつけの本です。

あくまでガイドブック的な本なので、各項目を深堀りしている訳ではありません。
例えば外貨MMFについて、詳細に知識を得るためこの本に手を出しても
正直概要までしか分かりません。

「取り扱い通貨は何か」「外貨MMFにおけるお勧め運用方法の例」
「税金について」などなど、細かい部分については
より専門的な本やネットの情報が必要となります。



2. 右も左も分からない素人に最適

基本的に広く浅くなので、
このジャンルのこの商品について知りたい!
具体的な取引方法を図解入りで教えて欲しい!
という欲しい情報の範囲が割りと定まっている人向けではないのですが、

投資始めたいけど、何すればいいの?
投資って何があるの?

という右も左も分からない人には最適です。

投資を始めるにあたり、自分とお金との関係の把握や
基礎知識、ポートフォリオの作り方など
投資における最初の一歩を導いてくれます。

また、投資の種類も手広く解説しているので
自分に合った投資を大まかに探すことができます。

まずはこの本で的を絞り、その的について
専門的な本を読んでいく、というのもいいかもしれません。



3. 図と解説多めで分かりやすさ重視

自分のように知識がない人/浅い人は、
文章Onlyでは頭の中で組み立てられず理解が進まない場合もあります。

そこに文章を補足する図解が入れば、
意外にすんなりと頭に入ってきたり。。。

至極当たり前で単純なことですが、とても重要です。
プレゼンでも同じようなことが言えますね。

また、ページの下に重要用語解説が入っていることによって
さらに読み進めやすくなっています。



4. 総評

自分の場合は、円高の内に外貨投資を始めたいという方向性が
ある程度定まっていました。また、外貨MMFは投資、外貨投資の中でも
(為替差損以外は)元本割れリスクが極小ということもあり
為替変動やスプレッドのリスクを事前に抑えてさえいれば、
非常に始めやすかった印象があります。
その後の円安転換にも幾分助けられましたが・・・(^_^;)

しかし、方向性が定まらずもっと漠然とした状態だとしたら
または株/FX/先物取引など、よりハイリスクな投資を視野に入れていたら
ネットの知識だけで始めるのは困難だったと思います。

そんな状態の時にオススメの一冊です。
同様の本と読み比べた事はないですが、少なくとも理解力に乏しい
自分の頭にはすんなりと頭に入って来ました。

ただ注意点としては
専門的なジャンル、知識を求める人
直近の状況が知りたい人(初版2007年)

このような人たちには向かないかも知れません。。。

前者は前述の通りです。後者は初版から約5年が経っているので念のため。
ただ、市場は日々変動していますが、投資の種類や仕組み自体は
そうそう変わるものではないので、あまり気にする必要は無いかもしれません。


タイトルと中身に差がある本も多々存在しますが、
タイトルに違わず”ど素人”向けにちゃんと書かれ
ターゲットがしっかりしている印象です。